くぴぽvsくぴぽ とは何だったのか
人生において体験を共有すること以上に価値のあることってそうはないと思う。
©️志磨遼平
20190616 くぴぽvsくぴぽ@地下一階
くぴぽに扮したオタクのグループ2組と本家くぴぽが対バンするという世にも奇妙な?イベントが取り行われました。
自分がもし運営だったなら、、絶対やらんと思う。冷静に考えると内輪ノリ過ぎるやん。
でもその一方ではねむきゅんが言っていたというこの言葉は真理であり、みんながその場を肯定するという意味で内輪ノリこそが最高だとも思っている。
まきちゃんがどこまで考えてこのイベントを組んだのかは分からない。
イベントが終わった時にみんなが笑ってたらそれでええんちゃうん、ぐらいの気持ちかもしれないし、自分の興味本位でのある種の実験という位置付けだったのかもしれない。まあ色んな要因があっての開催なんだろうけど、おっとこ前やなーと言いたい。
そんなよく分からないイベントに主現場をくぴぽだと公言しているからには絶対参加するしかないじゃありませんか!!!!!
、、という気持ちは当初はさらさらなかった。
(当初発表されたスケジュール)
(その後更新されたスケジュール)
イベントまでのスケジュールが公式から発表された。開催までには何度かメンバーと一緒に練習する機会が設けられていた。
まあイベント参加の有無は別にしてメンバーとの接触目当てで練習は参加するやん⤴️
20190511
そして迎えた練習当日、第1回の練習は20人ぐらいのオタクが参加し、某ダンススタジオの1室を借りて行われた。
(令和一かわいいひめちゃん😍)
内容はざっくりこんな感じ。
①準備運動/ストレッチ
②メンバーのお手本ダンス
③オタク参加でフリ確認しながら実践
④特典会
基本的にはメンバーの指導を受けながら②③を何度か繰り返し、楽しく練習しながら特典会で締めという流れ。
部屋の大きさから一度に同時に練習するのは物理的に難しいということになり練習する組みと梱包お手伝い組み(翌日にグミチョコの発売を控えていたが、まだパッケージが済んでおらず、タワレコ納品のためお手伝い)に分かれて行われた。
みんなでワイワイ賑わった結果、第1回の練習後、自然とイベントに参加する流れになっていたのでした。
練習後に行われたオタクのメンバー割がほぼ当日参加するメンバー割となっていた。前回のアルバム発売特典でステージに上がったおまいつ勢を中心としたリアルくぴぽコピーを目指すグループとその他という具合に分かれていた。時間を経る内に前者が1軍、後者が2軍という認識となっていった。僕は2軍に所属することになった。
結局、練習は計4回行われた。
その内、僕が参加できたのは最初と最後の計2回。間の2回はうてにゃん主催イベントとまひろちゃん生誕イベントと被ったことから欠席した。
20190602
そして久しぶりに参加した第4回の練習。
1軍スゲー!ちゃんと形になってる!
それを見てちょっと安心した。ファンイベントとしてはこれで成立するんじゃないかと。
(1軍の写真撮ってなかった)
コピーする曲は全部で5曲用意されていた。
1軍は全部やるようである。2軍はというと、全然覚えてないので全部やるのは明らかに無謀だった。まきちゃんは当初からどう転ぶか分からなかったからか、そのままコピーするのもいいけど、自由にやったらええねんでと言っていたが、僕らの状況を見て、よりそのことを強調している様に感じた。
練習後、2軍は明らかに練習量が少ないということから、ミーティングをして色々と役割の整理と方針を決めた。
イベント前日に集まって練習することが決まり解散した。
【箸休め】
第4回練習前に公園オフ会が行われました。これは現在好評発売中のAH(嗚呼)のことぱぉちゃん作詞・作曲の「グミ・チョコレートでつかまえて」を収録したシングル発売のインストアイベントの特典券で参加できるものでした。
余談ですが、ボツになった曲名は「カオスベッドH」だったということを先日のLPOWの大喜利イベントにてご本人自ら回答に絡めて語られていました。
当日はあいにくの天気でしたが、そこには推しが存在するのですから、悪天候など全く関係ありません(^O^)
オフ会後にそのまま第4回の練習ということもあってメンバーはジャージ姿でした。
(推しちゃんとはお互いの人生観などを語り合いました)
20190615
あっという間に2週間が経過し、イベント前日練習の日を迎える。
この日は天気予報によると確実に雨。
公園で屋外練習の予定だったが、夕方の降水確率が100%だったため、急遽ダンススタジオを借りることになる。
ちなみに1軍は各自、自主練は当然として何度かスタジオ練習もしていたようだ。
練習が終わって、まあなんとかなるでしょという気持ちに落ち着く。根拠はない。
まあ、全くハードルを課していないからである。練習後、色々小道具を見に行こうとなり、2軍メンバーでドンキへ行って物色。
明日は楽しみましょう!と言って解散した。
衣装も含めてこの日までほとんど決まっていなかったので、家に帰ってから僕はイベントが始まるまで仕込みに追われることになる。
結局、朝方まで起きていた。
公式がとても素敵な練習風景のまとめ動画を作ってくれていたのでリンクを載せておきます。
https://twitter.com/qppo_idol/status/1139748923902328832?s=21
20190616
当日を迎える。
2軍メンバーのポポさんと午前中の内に合流した。松屋町にポポさんが事前に目を付けていた小道具を見に行こうと話していたからである。個人的には前日、くぴぽがMV撮影していたとツイートで知り、やはりというかなんというか阪神高速が映り込んでいたので、また地下1階周辺かよ!ってことで聖地巡礼しようと考えていた。残念ながら撮影していた公園が近くになくて、時間切れとなり諦めた。
ポポさんといくつか小道具を買って、少し早いが地下1階に向かった。
リハーサルは出演と逆の順番で、
くぴぽ→1軍→2軍の順となっていた。
リハーサルの前にまきちゃんから説明が入る。リハーサル風景をオタクに見せるのはどうかと思うのでくぴぽ本隊はリハーサルしない。なので1軍と2軍で時間使ってくれていいよと。
その時はそういうもんなんかなと思いすんなり受け入れた。
そういうことだったのかと気付くのはもう少し後の話しである。
1軍のリハーサルが始まる。
仕込みの道具を買い忘れていたので、抜け出して東急ハンズへ。戻ってすぐ仕込みを再開した。なのでほとんどろくに1軍リハーサルは見れなかった。
いうてる間に2軍のリハーサルが始まった。
グダグダ過ぎる!!!!!!
予想はしてたけど、ひどいなあと。第4回の練習後も気付いていたが、意識しないことにしていたのだ。改めて言うことでもないし、2軍はうまくやることを求められている訳でもないから。すぐにまあええんちゃうマインドに落ち着いた。
リハーサルが終わり、またすぐに仕込みを再開した。あっという間に客入れ時間になり、それもあっという間に過ぎてバタバタのまま2軍の本番が始まる。
ステージが狭かったのとポポさんがめっちゃ前に出てくれたこともあって、一歩下がった位置で割と冷静に楽しく出番を終えた(といっても、くぴぽメンや周りの状況がどうなっていたとかは断片的にしか覚えてなくて後から動画で見て色々気付いたのでした、、)。
一応、自分でこうしようという流れを考えていた。僕はサイコガンとそれに装着する3種類のアタッチメントを小道具として用意していた(アコースティックギターも持ち込んでいたがそれはなかったことにする😑)
①もう恋(長いので割愛)
②自己紹介
③まきちゃんかわいいソング
④まきちゃんかわいいソング2回目
⑤まきかわ3回目冒頭のみ→コント→まこぴーさんソロ→ちぃちゃさんソロ
⑥教育
⑦挨拶
というセットリストとなっていて、
①は通常のサイコガン
②〜⑤アタッチメントうんち
⑥前半アタッチメントうちわ
⑥後半アタッチメントサイリウム
という順番で考えていた。
2軍が登場した時にはくぴぽメンが最前に来ていたので、⑥は完全にプランが崩れてしまった。
というのは⑥前半は2軍メンバーの何人かはステージを下りて最前で盛り上げ役をしようと決めていたからだ。それ故のうちわだった。さらに⑥後半は、ひめちゃん落ちサビパートでリフトしてもらって、フロアのどこかにいるであろうひめちゃんに対して歌いつつ、レスをもらいに行こうとしていたからだ。
予定通りとは行かなくなったが、別の何かを思いつくわけでもなかったので、⑥はそのまま実行した。結果は、、うーん、微妙だった😅
残りのパートをこなして2軍の演目が終了。
出番を終え、一息して振り返る。
まあ上出来なんじゃないかなと思った(楽しかったからオールok)。
ちなみに最後の挨拶時のSEとして、くぴぽのオリジナルメンバーである、sato♡shinさんのタイムマシーンのリミックスを流してもらった。だから何だと言う話なんだけど、くぴぽの持つわやくちゃな感じは今でもブレイクコアとの親和性がとても高いと感じていて(そもそもまきちゃんとsato♡shinさんはブレイクコア好きで仲良くなったらしい)、もし2軍の出番で何かやり残していたことがあったとすれば、それをするのにうってつけの曲なのではないかなという思いからだった。
1軍が登場して来た。
ちゃんと登場時のSEを用意していた。
聖闘士星矢だったこともあり、リアルタイム世代として盛り上がる。そして、ここで始めて気がつくのである。くぴぽメンのそれはそれは大きな歓声とリアクションに(冷静だったと思っていたが、やはり興奮していたのか自分が出ていた時はほとんど気付くことが出来なかった)。
なんてええ客なんや!!!!
推しからの声援はそのまま、1軍がちゃんと努力して練習した結果に対する正当な報酬であると言える。そりゃあ自分たちのことを思って努力してくれたと考えたら嬉しいに決まっている。そして、そのことをちゃんと受け止めて反応してくれる彼女たちは本当に素敵だなと思ったし、くぴぽ現場に通っていて良かったなと思った瞬間だった。
その一方で、僕が困ったのはファッキンkに対するリアクションである。自分の出番を終えてからは普通に客としてフロアで楽しもうと考えていた。だが、1軍(リアルくぴぽコピー)におけるファッキンkの役所はひめちゃんなのである。
ソロパートで沸き起こるひめちゃんの歓声、、これは正当な報酬だから、、と言い聞かせつつも、多分その時の僕はテラさんの様な顔をしていたに違いない。
そんな複雑な感情ではあったが、くぴぽ曲が大好きだから普通に盛り上がった。煮たかなさんに至っては、ハゲてるのが羨ましい!僕もハゲていれば!!という感情を抱く始末である。
しっかり練習して本番でもやり切った1軍メンバーにはリスペクトしかありません。
この日見に来ていた多くの人が感じたことだと思うけど、くぴぽメンの盛り上がり方はオタクとして、とても信用できるものだった。めちゃくちゃ楽しんでいるのが伝わった。特にひめちゃんである。オタクとしてのスキルとリアクションの大きさ。間違いない!!!
会場からの大声援を受けて1軍の出番が終了。
この日限りでアイドルを卒業するという、、
まあ、それはそう(©️ぽれもん)
満を持して最後にくぴぽが登場する。
久しぶりのコントから入る。
この日、まきちゃんは出演したオタクの審査員という役割も兼ねていて、まき沼恵美子というキャラクターに扮していた。
くぴぽメンがステージに登場するも、まきちゃんいな〜い、どこ行ったの〜、と会場にいるであろう、まきちゃんを探すというコントが繰り広げられる。
それを受けたまきちゃんはあくまで、まき沼恵美子というキャラクターとして、さらに名探偵としての振る舞いを加えてまきちゃんを探す。会場を一回りした後、「まきちゃんはここにいるじゃない!!」と言ってオタクを指差す。そして、指名されたオタクはくぴぽメンバーと一緒にステージでくぴぽの曲を歌って踊る。
(まきちゃんを探しているひめちゃんの異様なかわいさ)
予想外の展開に会場は大歓声(だっと思う)。リハーサルやらんかったんはこういうことやったんかと腑に落ちる。
まきちゃん、優しいやつやな。
結局、このコントは5回繰り返された。
2軍からはポポさん、そして1軍メンバーの4人で計5曲。最後、イニエスタさんしかおらんやろという状況を本人も察してか、隠れていた。まきちゃんはイニエスタさんを探すも、まき沼さんのお面を付けていたため視界が狭くなかなか見つけられない。最後の方は早よ出て来いやと切れていた(笑)
(くぴぽメンと共演を果たす1軍メンバー)
そして、やっと会場にいるまきちゃんが発見されて、くぴぽメンが全員集合。
新曲のグミ・チョコレートでつかまえてを披露して本編が終了した。
新曲で締めるところも良かった。
最後にまきちゃんから挨拶。
・身内ノリやけど、身内の輪をもっと拡げて次は梅田クアトロでやるぞ!
・前日にMV撮影していた。夏頃に披露する予定だが、曲のテーマが「ぎゅ〜〜❤️」なので、インサートとしてオタクのハグ動画を集めたいので協力してほしい
・この後打ち上げするので希望者はこのまま残ってください
挨拶も終わりこれで終了かなと思った瞬間に、まきかわが流れ始める。PAさんの粋な計らいだった。最後にわちゃわちゃしたし、この日省エネのまきちゃんも一仕事したしでいい終わり方だった。
改めてメンバー挨拶で締め。
なだれがこんなことを言った。
愛おしいという感情を初めて抱いた。オタクのことを愛おしいと思った❤️
まきちゃんから、そんな大事な感情をオタクに抱くなんてもったいないと即突っ込みを入れられていたが、こんな気持ちになってもらえるなんてね。もう大成功やん(^O^)
内輪ノリ、身内ノリのイベントだからこそ引き出せた言葉だと思うのだ。
最高の着地点だった。
実際にはくぴぽのおまいつと呼べる人はまだまだ少ないし、個人的にもみんなと仲がいい訳ではない。特に一部のオタク(推し被り敵視というアングルを楽しんでいるというのもある)とは全く話もしないし、たまに来るオタクともそんなに仲が良いという訳でもないし、この日初めて会った人もたくさんいた。
それでも、そんな関係性であっても、その場にいたということは事実であり、くぴぽとの距離感も様々ではあるけれど、このイベントに参加した、一緒に共有した人たちに何かあったら、その時は微力でも何か力になりたい。そんな気持ちが湧いてきた。
まあ、すぐ忘れるけど😜
人生において体験を共有すること以上に価値のあることってそうはないと思う。©️志磨遼平
と、改めて強く感じた1日なのでした😇
くぴぽとの時間をこれからも共有していきたいなと思いました。
最後に1つ。
この言葉は志磨遼平さんとは全く関係ありません!!!
ひめちゃんの気をひくために思いついただけで、全てはモテたいぜ、君に〜だけに〜という動機ですねん。
《おわり》
【おまけ】
ピザパーティーの風景
(職務を全うするピザ屋さん)
(1kgチーズピザをほうばるメンバー 、ほんぼちゃんの写真あがってなかった😢)
【余談1】
最後の集合写真見てたらやっぱりムカついてきた😡
イベント最後に集合写真を撮ろうとなった時に、速攻でファッキンkがひめちゃんの横を陣取ってしまった。前述したとおり、この日に限っては1軍メンバーがイベント成立の立役者であると思っていた。なので百歩譲って無理にひめちゃんの横に行くことはやめた。
それでも改めて見ると、、なのである。
ファッキンkのスタンスはこれからも変わりません👎
【余談2】
ファッキンk云々は書くかどうか悩んだが、オタクとしての心の動きも記しておく方が健全だなと思ったし、ちょっと面白いかなと思ったのでそのまま載せることにしました(このスタンスである程度経ってから、「ファッキンkぐらいわかるよ、このヤロー」って、ブラザーの時のタケシばりに返してくれたら面白いなーとか想像してます)。まあ、面白いと感じれたのはイベント終わりのピザパーティーでがっつりひめちゃんと話せてへこんでた気持ちが持ち直したからなんですけどね(おつり来た😇)。
【余談3】
最後まで読んだ、もしくは最後までスクロールした人は多分、僕に対してある程度理解のある人だと思います。よく知らないままで読んだという奇特な人がもしかしたらいるかも知れないので、僕とくぴぽの距離感について記しておきます。それを踏まえての発言だと想像を働かせて頂ければ幸いです。
・2016年2月11日、吉野なお、marble≠marble共同主催のイベント「路地裏の猫集会」にくぴぽ(まきちゃんのみ)が出演していたことがきっかけで出会う。
このイベントに出演していたCure。にどっぷりハマることになり、関西地下アイドル現場に通い出す。
・Cure。との対バンがあれば見るという感じで主現場ではなかったが、距離が近かったので、割と定期的に見ていた。
・くぴぽの自主企画イベントは出演者が面白くてイベンターとしての服部氏は信用していた
・2018年4月28日、なーさん卒業公演で発表された新体制でハマる。ひめちゃんと出会う。
・当日の内にディグしてカメラフォルダのひめちゃんの写真が300枚を超える。
・ファーストインパクトは凄かったのに、結局、同年冬ぐらいまではそれほどまでには盛り上がらず(パフォーマンスがそれほどだったのだ!一刀両断!!)。音楽的な趣味や感性が近くパーソナルな面に徐々にひめちゃん沼にはまっていく。
・現在、ひめちゃんファッションガチ勢(リアルと認識すると先細りしかないのでファッションだと強調しておく)
・ひめちゃんからの私信は世界1位である
・ひめちゃんとはアイドルを辞めたら、一緒に1年間旅行に行く約束をしている(一方的)
20190712
日付を追加、誤字脱字や表現を一部修正しました。